東京


此処で生きる意味はあなた




笑うことが 苦手になったよ

泣くことは ずっと多くなった

年を重ねるごとに 想い出は深く刻まれて

また薄れる 繰り返す





たとえば ドアが開くたびに

振り返ってみたり

記憶の場所で 探してみたりもした

それすら 出来なくなる 今

私は きっと 夢ですら会えない

あなたも 愛しくなるのだろう





解けない魔法も 消えない幻も

続く永久も 欠片すら 見つけ出せないまま

大人になってしまったよ

輪郭だけ 大きくなって 手に負えないよ





寂しいって言った 頼れと言った

何で そんな簡単に言えるの

もう 遠く遠く 姿なんて見えない

ふたりの場所がないところへ 旅立つのに





お姫様には なれなかった

王子様にも なれないまま

愛して と 求めるだけの 恋だった





本当は 本当は

その続きは 飲み込んで

違う誰かの腕の中で 消化される日

夢見るよ





少しだけ 歪んだ世界 

少しだけ 色褪せた景色

犠牲の下に 隠した 桃色は





それはそれは 永久に 眠るでしょう


Writer's Comment

 今回はただストレートに書いてみました。


 

2007/3/2

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