36℃


涙だって あたたかい



やさしい 言葉 ぬくい 体温

赤子をつつむ 腕

やわらかい唄声は どこまでも伸びゆく

撫でる手 は 零れるほどに 愛だけ




今 涙を拭う 他人の指がないのは

自分の涙の 熱 を 知るため

自分を支える 軸 を 創るため




なぜ いきているんだろう

見つけられなくて 苦しく 蹲った

溺れる闇が 襲っても

それは 浅い 足も着く よう





あいする事 あいされる事

息をする事 眠りにつく事

笑う事 泣く事 怒る事

触れれば どれも あたたかいの

だって いきているでしょう




情けなさが 情熱に変わり

後悔が 糧 となる

間違いなんて ないんだろう きっと

なにひとつない



笑って 笑って 時々 泣く

それでいいんだよね

間違っていないよね




見ないよ あの頃を

踏みしめるだけ 足跡を


Writer's Comment

 あけましておめでとうございます。
 新年なので、やさしい詩が書きたくなりました。
 今年もよろしくお願いいたします。


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