切れそうな糸


幸せの中を 泳いでいたの



両手には 抱えきれない 大切なモノ

キラキラした夢 宝物

あなたの手も そこにはあって

嬉しかったから

ユビサキだけで 繋いでた




此処から消えたら 離れていく幻に惑わされて

自ら 手を 振り払って

今でも不安が襲う いつまでも

無くならない やさしいニセモノ




たとえば これからの未来

揺れるバスの中で ふたり

もたれ合って 眠ることだって

不可能じゃなかったはずでしょ?




夢が少しだけ 悲しかった

夢が少しだけ 憎らしかった

でも その夢が 愛おしいの

あなたの傍で 笑うよりも

あなたの傍で 不安に泣くよりも




間違ってるなんて 言わないで

違う場所 世界の中

ひとりで行くと決めたこと 否定しないで

お願いだから 寂しい なんて 言わないで

此処に居る理由が 生まれてしまうから




優しい嘘は いらないの

あなたを残して




あたしは あたしを生きるのだから


Writer's Comment

 夢があること故の別れの話です。
 本当はずっと前にさよならするべきだったね。

 読んで下さった方、ありがとうございました。


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