捧ぐ


恐ろしいほどの 旋律は誰のモノ?




「殺めて 」 なんて 唄う あなたを

あたしは ずっと 怖いと思って

愛 故の 憎悪 

別の世界に 生きていると 思っていたの




数年ぶりの あなたの声 は

触れられないほど 透明だった

思い悩む事なんか ないような 真っ白い世界の声 より

ずっとずっと 確かな声 で





揺れるワンピース 眩しくて

裸足は あなたを 少女に見せて

あたしを あなたの世界へ 引きずり込んだ

いいえ

溶け合っただけ ただ それだけ





やさしい言葉 ゆっくり話す 呪文みたいに

触れられた と 思えた 

細い その腕に しがみつきたかった

そして 笑顔は 世界中で 何より

真実だった

音が鳴った 崩れる 音




肩を震わせるあたしを

あなたが見つけたら きっと笑うでしょう

もう嗚咽しか 零せない あたしを

子供のように 笑うでしょう



それでも 泣くしかなかった 運命としか 言えない





それでも

この涙には 意味があるの 確かに




あなたは 暗闇の中の 大きな光 に なった


Writer's Comment

 これは、夏にとあるアーティストのライブに行った時に
 感じた事を書きました。
 花火が綺麗だったな。世界が変わりました。
 読んで下さった方、ありがとうございました。


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