原点に


無害な人に なりたいの



いつも 周りの景色ばかり 見て

色が変わったら すぐ気付いて

手を差し伸べられるように



都合の良い人で よかった

捨られてもかまわない 深くは入り込まないから

痛くないように 傷つけないように

ぶつかることの ないように



離れていっても 追わなかった

行かないで って 縋らなかった

たとえ その一言を 相手は望んでいたとしても

言えなかった 怖かった? 迷惑だろうって 判断

だって 目指すは 無害 な人




虚しくて 紡ぐ言葉は 薄っぺらで

心から 笑わず 泣かず 怒らず 

誰からも 愛されず 嫌われず 印象に残らず

生きていくことの 無意味さ 不可能さ

気付いてしまった あなたの言葉で

ストン 足着いた 土の上



嬉しいなら お腹抱えて 喜んで

悲しいなら 蹲ってでも 泪 流して

悔しいなら 必死で追いかけて 捕まえるくらい

本当に 欲しい ものなら 



そう 素直に らしく



生きてみたいって 思ったんだよ



いつだって 人と 繋がりたいくせに



無害な人に なりたかったの


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