インサイド シンガー


きら き ら     ひかる?




呟いた声が 帰ってくる


腕を伸ばせば 触れられる 小世界


膝を折り 抱きかかえて ちいさく丸まる 彼女





舞踏会で舞う お姫様 にもなれず


皆から貶されるような 悲劇のヒロイン でもなく


ただ 小宇宙から 景色眺めて 酔いながら


零した ため息は 虹の色





繰り返し 唱えた おまじない


七文字のカタカナ 何を祈ってる?


星さえ見えない この場所 から


きみは 何を 祈るんだろうね





哀れなんじゃない 幸せ よ と


呟いた 彼女 言い聞かせるよう 強く 唄って


似た唄を唄う 同じ場所 苦痛など知らない 限られた空気の中で


澄み渡る完璧な声は どこか 空虚?





真四角の部屋 小さな窓


これが ただの箱だと きみは 気付かないのかい


触れれば 壊せる 広がる世界 は 未知の味 さ


傷さえ 知らない 痛みも 見あたらない 小世界


一生 きみは 一人で 其処の 住人かい?





他人を 求めることも 知らずに


白い腕が 日に焼ける 喜びも 持たずに


きみは ちいさくなって それは     幸せ?





幸せ 不幸せ なんて その人の価値感


無理矢理になんて 言わないさ


僕は ただの傍観者 王子様には なれないんだ






ねぇ あなたは どう思う?


これは  限りなく幸せな 物語 なのか


それとも 終わりまで続く 至上の不幸せな 物語 か





彼女は また 似た唄を 唄う


Writer's Comment

 彼女=きみ と解釈して読んでくださいo
 最後の「あなた」はみなさんへの問いかけですo
 初めの方にある「帰ってくる」は、わざとこの字を当てましたo
 読んでくださって、ありがとうございました^^


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