ピーターパン願望


大きくなんて なりたくないよ





子供の頃は 大人になりたくて


背伸びして 覚えたばかりの用語 口にしてみたり


夜の時間に 思いを馳せて 早くに眠る


きっと 幸せな 大人の夢を 見ながら






大きく笑って 泣いて 怒って また笑う


怒濤の日々 波瀾万丈 でも 悲観的にはなれなかった


キラキラした 未来への 道


信じてた 根拠のない自信に 身を委ね






年を重ね 日々が積もって


分岐点 きっと此処が 重要なんだ と


無意識の実感 選択の時


今 何を 選べばいいんだろう






漠然とした不安 周りの行動の速さ 焦りを煽って


窮屈な 規則に 縛らせた世界


壊したくなるよ この拳で


 これが 大人になること?


父は 曖昧に 頷いた





走り出したくなって 着いた 公園


青かったブランコ ピンクに 揺れてた


高い建物も増えて 星も減った 月も濁って見える


零れる涙 さえ 濁っている気が して





あの頃 此処に 集まった 仲間


此処に ひとりぼっちの 自分






今日は 叫んで泣いても いいのかな






そう 心で 呟いて 膝から 崩れたの に


もう 大声で泣けなくなってた よ




 何だか 寂しいね




目配せした 花は 何も知らず 夜風に 揺れる


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