辛しょっぱい


急いで呑み込んだ 大きく 喉鳴らして





ジリジリ と 迫る 夏の音


長い髪 すり抜けていった 海風


赤い自転車は 痛い悲鳴あげながら 進む


私の代わり? なんて ね






見つけてしまう あなたの特徴 持った人


振り返るのは ちょっと癪だから


伏し目がちに でも 焼き付けたい






あの瞬間 沈んだ 何か まだ見つからなくて


思わず呑み込んだ 檸檬ソーダ


胸の中に 流し込んで


泡が弾けて すべて壊すの 静かに願っては


ちびり また一口 唇に滲みて





奥歯にも滲みて 痛い 涙 コロリ





帰り道は もう 寂しくなんか な い   と


胸を張れる日は いつ来るんだろう





前カゴには あと1/4の 檸檬ソーダ


ごとごと 私と揺れる  唯一の 砦


滲む視界は 危ないけど 今更 止まれないから





気が抜けて 甘くなるまで 飲まないでいようかな



刺激なんて 当分 欲しくないから



さぁ


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