コンプレックス


高い声 長い髪 華奢な後ろ姿



何もかも アタシとは違うね

低めの声 ショートカットの髪 広めの肩幅

もう 哀しくなるばかり

あなた見つめるより あの子見つめるのが

苦しすぎた



「比べたってしょうがない アタシはアタシ」

呪文のように 唱えて見たって

あの子横切るたび

声どころか 息さえ出来ない




悔しくて 哀しくて

でも 羨ましくて 仕方なかった

可愛い 可愛い 「オンナノコ」

なのに アタシは




当然の結果 だったのかもね

「アタシなんか」

ふと 呟いた あなたとの会話の中

あなたが 冷たい目した事 覚えてる

あれは 警告? それとも 絶望?




アタシだって それなりに女で

寂しくて 縋りたい夜も 幾度となく越えた

高いプライド 弱味 認めたくなくて

あの日は あなたへの電話

ワンコールで切ったの




自分らしさのカケラ

もっと もっと 煌めくように

そう 願ってばかりだよ



 行動できない 愚か者のくせに


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