アカネイロ


寂しくて 寂しくて ヒトリ越えた 熱帯夜




涼しくなる風 やわらかい秋の香り

運んでくるようで

せつなくなるのは なんでだろう

こんなにも キミは近くにいるのに



色鮮やかな 祭りの飾り 瞳輝かせながら

ふと入った路地裏 なぜか寂しくなったりして

あの時と 同じ感覚 躰を撫でた

   夏が 行くんだね




この季節 迎える度

誰かと繋がりたくなって 人肌恋しいとは

こういう事かと

甘える仕草 出来ないが故 寂しさ

ヒトリで消化出来ずに




理由(わけ)なく泣いて 泣いて

そっと押した ボタン

「寂しいよ」

届けられるわけもなく 消されてく




わかってほしい 寂しさ

傍にいて せめて 今だけは

ずるい わかってるけど 求めてしまうよ

傷付く事 知っていても




もう いくね 夏は

あたしを ヒトリにして

あなたさえも 奪って




見上げた 空は アカネイロ

丸いオレンジ 滲んで もう 見えなくて

涼風が押す あたしの背中

妙に あたたかく 優しすぎたんだ


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