天体観測


星が綺麗な夜だったなんて その時は気付かなかった




近くにいた あの頃は 嬉しさなんて 特に覚えなかった

  初めて二人きり

思い出した瞬間 ざわめくココロ

速い鼓動 痛いぐらい伝わって

そっと見た キミの横顔に

反応する熱 頬を染めていった



沈黙がイヤで ふざけるように話しかけた

軽い口調 いつものように

気持ち 伝わらないように

いつものキミの反応に ほっとしたりして

疲れる心臓 うるさくて



まだ新しいキミのケータイ ちょっと真面目に頼んで

聴かせてもらった メロディー

すごく偶然 あたしの好きな歌 流れ出す

なんだか 嬉しくってにやける顔 止められなくて

思わず口ずさむ あたし見て 笑ったキミが

やたら 優しく見えたのは きっと夜のせいだよ



決して 恋人なんかじゃない 一方通行な想い

でも心地良い距離 甘えていたね

別れる事も知らずに

わかってた 誰かのモノになるって事

だから あの日 頑張って二人きりになったんだよ



ふと忘れてた あの日の 夜空が綺麗だった事

迎えの母さんの助手席 座りって

泣きそうになりながら 見上げた夜空

ため息出る程 綺麗だったね



ココでヒトリ まだ泣いてる事は

秘密にする事にしたよ 誰もしらない あたしの弱音

もうきっと あんな日は戻らないんだから



今日もまた 何も知らず 星は輝く


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