秋海棠
微笑んだのは 誰のためだったか 自分は 自分は何を思った 秋雨に濡れた 自分の躯と 自分の顔と 自分の想い 引きずったまま 今日も独り帰途につく 笑ったんだ 君は笑ったんだ ささやかな陽の中で 照らす教室の中で 確かに笑ったんだ 届く想いも届かぬ想い その比じゃないんだ 微笑んだのは誰のため? 花は 笑う? 今度は自分が 笑いたい
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