アンビバレント


あの日から私を取り巻く
うす黒い感情は

私の中の弱い私を
ただでさえ弱くてもろい私を

ぶちのめすように汚くしていった

この気持ちが何なのかはわからない

ただわかるのは

君に必要とされることが
唯一のアイデンティティの私、ということに
目を背けていた真実に

直面するには十分な感情だった、ということだけ



君は私のものにならないのかな

冬のにおいがして
甘えん坊で
排他的で
きれいな背中の

あのこ

しかめ面をして眠って
猫背で
体の割りに小さい手のひらで
その手のひらで私の髪をなでる

あのこ



ぐるぐるぐるぐる
打算的な私は

きっと君には愛されない
知っているのだけど



「今日、一緒に眠ろう」


その一言のメールを
君が私の携帯に送信するのを

いつも必死で待っている




おろかなあたし


2010/4/4

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