宿り木


君は笑った

真夜中の冷たいベッドの上で

私を守るように抱きしめたあと

笑った

そして目を閉じて

眠った

圧倒的に私たちは

世界で一人ぼっちだった

すべてをあきらめた君と

その君を受け入れようとした私

私たちの間に壁はなかった

皮膚も髪もすべて

取りさられた世界にいた

朝を拒んで眠ろう

一人ぼっちと一人ぼっちは

二人ぼっちになれる

君のそばにいるよ

君が一人になれるように

抱きしめてあげるよ

君が一人になれるように

私はあの日

君が私に初めて君を見せた日

何があっても君を守ろうって

思ったんだよ




愛しているよ


2010/2/11

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