好きだよと、今日も


呼吸を確かめる

まだ空は群青色

髪の毛の温度をなぞる

遠くの星は瞬いている



ごめんねを、さっき
言いそびれて
ごめんね


くるくるまわる扇風機の音

風にゆれる風鈴の音

寝苦しそうな君の息の音

昨日交わしたキスの音


夏が極端に似合わない君の隣で私は
うずくまって空が青に染まるのを待つ

明け方四時
甘い煙草の煙とぬるくなったラズベリーティー

君の部屋にはクーラーがない
不必要で、でも愛しいものたちばかりが目立つんだ

私が買った抱き枕

君が買った白いベース

私が置いてるピンクのジャージ

君が飽きた古い映画


ここが私と君の日常
あと二時間したら、目覚ましがなって君はおきる
きっと二度寝をするんだろうな

そしたらおはようのキスをしよう
いえなかったごめんねをごまかすみたいに


このベッドの周りは時が止まったみたいで
君は静かに眠る


ゆっくり笑いながら二本目の煙草に火をつけて
君の寝顔を見つめながら


君の隣にいれることに、今日も
小さな感謝をしていたんだよ


Writer's Comment

日常は続いてく
それは当たり前ではありません
ゆっくりと幸せをかみ締めていけたらいいね


2007/8/13

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