なつけしき


へたくそなうたを唄いながら君はやってきた
息を切らして笑いながら


あの坂の途中ふりかえった?
思いもよらない海のいろを見た?


汗ばむ季節が来たようだよ
君の目の薄い茶色がとてもきれいに栄える季節だよ


君に少しでも近づきたくて素足のつま先に夏いろ
少しだけ早い夏のいろ
あの海のいろと似ているでしょ?



君の唄はすぐわかる
調子はずれの高い声
クセのあるファルセット


君のそばにいるだけで夏はいっそう近づくよ
君のうたが太陽を笑わせるんだよ



君の唄に合うように私のへたくそなギター
奏でながら一緒に笑おうか




あの海のいろを見た?
真っ白な中にたたずむあお
ソーダ水みたいでクレヨンみたいな



君の中にひそむ
あのいろを見た?


Writer's Comment

久しぶりに、人間味のある詩を


2007/6/13

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