とどまる


私が君の隣で笑ってた
あの頃からよく吸っていたセブンスター
ぼんやり吐き出しながら
目、細めながら
久しぶり、と笑った声を


久しぶりだと思えなかった私は



いままでどれだけ君を心に描き生きてきたのだろうと
自分にあきれながら
少しだけ泣きそうになりながら
投げやるように言った



そうだっけ?






確実に季節は人を変えていく
私の知ってる君と
私以外の女が知ってる君が
今目の前に混在して存在する


だってあの時は
チェリーコークなんて飲まなかったじゃない?



ねぇ
私が好きだった君はもう君じゃないけど
でもきっと今の君だって
あの時の君以上に愛せるのは私だけだよ
見つめたら見つめ返してくる
その癖はそのまんまなんだね




久しぶりだよ、と笑う君
ゆれる赤い火
短くなったくわえ煙草から火をもらう








君の真似をして吸い始めたセブンスター


Writer's Comment

懐かしむだけではなく
前に進むパワーを


2007/1/9

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