ポーカー


あふれだして
止まる気配がなかった


声にするのが早いか
触れるのが早いか

それだけがきっと
私の賭事なのだと思った


日常に帰っていく


その瞬間に私は


去りぎわのあなたに何かを残せるのか

せめてと願って
振り掛けた桃色の香水は


あなたを引き止めてくれるのだろうか


短く今日が終わる

長い夜があける



普通の毎日が始まる


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