薄透明な言葉たち


ちぐはぐに並んでいた

拙い言葉

唇からこぼれて


私の部屋の隅っこに座っている

色めき始めた夏が
明らかに邪魔そうに
けだるそうに

それに反応して
言葉はいつか風化して
なくなって

そばにいるのに
当たり前のようにいるのに
気付いたらそれはなくなって


消えてしまって


ねぇ消えないで?
夏がすぎても消えないで


バラバラに散らばって?
それだけでも
そっちの方がマシ


消えないで
風にのっていかないで


夏が始まり     そして終わる


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