まばたき


水色の香り

君の首筋は真っ白で
透き通っていて

真冬の夜中のヘッドライトに似てた

時の流れは遅すぎて
眠りにおちるような景色の中
私は逆に目がさえて

君の甘い香りに気付いた

私の指先は熱くなった
無意識のうちに

水色の香り

私は君をその言葉でしか表現できない

一瞬で消えるはかない蜻蛉のような
ゆらめいてなくなる真夏の陽炎みたいな

そんな香り
水色の

私のにごった右目では
私の麻痺したこの鼻では



もうわからないけど


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