苦しい口付けをかわしたのは、夏が始まったあの日

その日からあなたは
私を夏に閉じ込めた

焦げ付く灼熱は
あなたのまなざしで

激しい夕立は
あなたの無邪気さだった


閉じ込められた私は
もがくように
すがるように

あなたに水を求めた

あなたは私をみて、笑った
虚ろなまなざしで



喉がかわいたけど
もう水はほしくない



ほしいのは、あなたの口付け
おわらない夏
その中にある、唇

あなたの。


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