四季彩


ふとした残像。

夏の光に似た、フラッシュバック。

そう、君はそんな場所にいた。

冷たい手の平をこすり合わせて

二人、手をつないでいたね。

爽やかな秋風の中。

いつの間にか凍った空気が。

君をさらって行ってしまった、冬の道。

もう一度会えるような気がした、桜の下。

春のにおい。

君のような、春のにおい。

忘れないで。


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