嘘の私、本当の私
今
ここにあんたがいたらどんな顔、するかなぁ
私はいつも言っていた
『嘘の自分で愛されたくない』って
それを応援してくれていた、あんた
一番に支えてくれたあんた
ねぇ、ごめんね
謝っても足らないと思うけど
私、そんな子になっちゃった
いつの間にか、つくり笑いや
嘘の自分や
そんなのが得意になってって
だって
嘘の自分を、たくさんの人が愛してくれたんだもん
嬉しかったんだもん。
寂しくなかったんだもん。
そんな中、ふと気付いたの
あんたは、こんな私、愛してくれないよね
私がバカだったんだ
あんたに愛されない私なんて、いらないよ
ごめんね、ごめんね
だって
もう本当の自分、忘れちゃったんだもん