不機嫌な君へ。


「何を考えているの?」
手をつなぎながら、君に言った。
さっきから、このお姫様は不機嫌だ。

くるっと、こっちを向いた。
「…あんたのことしか考えてないわ」
ぶっきらぼうに返答する君。

どうしよう。
ど、どうしよう。

君は
『あなたはいつもクールでわからない』
って言うけれど。

本当にそうだと思うかい?
だってほら。

君が泣きそうな顔、してるだけで。
俺、こんなにあたふたしてる。

クールなんかじゃないさ、不器用なだけさ。




だから、笑ってくれよ、ハニー。


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